MONOL

MONOL International Education Instituteはフィリピン北部バギオ市の郊外にある大規模校である。14階建ての校舎を構え、最大収容学生数は約300人。設備が充実しており校内にサウナがある他、ジムには専門のインストラクターが常駐し、保健室は毎日診療を受け付けている。

平均して常時250人の学生が在籍しているが、250人の学生に対して教師以外に100人のスタッフがいる。この中にはカリキュラムの編成や授業内容、教え方の研究、教材の開発のみを行う専門部署まであり、MONOLのカリキュラム、使用する教材はすべて自社制作のオリジナルのものである。

こういった点が評価されているのか、フィリピン留学では夏休み、冬休み時期がピークシーズンでそれ以外の時期は学生が少ない閑散期というのがどこの学校でも普通なのだが、MONOLでは年間を通して最低でも250人程度の学生が在籍しており、閑散期というものが事実上ない状態である。

授業以外では「3+1」スタイルの寮が特長として挙げられる。これは4人部屋に1人の教師と3人の学生が一緒に暮らすものである。授業以外で部屋で過ごす時間や、朝食や夕食も3+1の教師と共にするのが普通で、スピーキングやリスニングの養成に効果がある。約20室で3+1を行なっているが常に予約待ちの状態である。

また、MONOLでは小学生は別会社がサマーキャンプなどの形態でまとめて受け入れているため、校舎内にいるのは大学生、社会人だけであり小中学生はいない。子供が多いと授業中に騒ぎ声が聞こえたりすることが多いが、子供を完全に分離しているためそういった心配がない点も評価できるであろう。

カリキュラムは1日7～8時間の授業の他に、無料授業、強制自習が2～3時間ある、いわゆるスパルタタイプである。

校内の設備が非常に充実しているほか、カリキュラムや授業の実施方法、教師の指導育成にかなり力を入れている。教師と一緒に暮らす3＋1スタイルの寮に入ることを前提とするならば、この学校を選択する価値は高いだろう。